3日の東京株式市場で、日経平均株価は一時300円を超えて値上がりした。米中首脳会談の結果を受け、両国の貿易摩擦への市場の警戒感が後退した。終値は、前週末の終値より223円70銭(1・00%)高い2万2574円76銭で、10月22日以来の水準に回復した。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は21・60ポイント(1・30%)高い1689・05。出来高は13億4千万株。 アルゼンチン・ブエノスアイレスで1日に開かれた米中首脳会談で、中国への制裁関税の税率引き上げを90日間猶予することで合意。「最悪の決裂が避けられ、歓迎相場といった値動きが展開された」(大手証券アナリスト)。電気機器や輸送用機器など、輸出が多い業種で買いが目立った。(柴田秀並) |
日経平均、一時300円超上昇 米中首脳会談を好感
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