東京医科大が2017年度、18年度入試で不正に不合格としていた計101人の受験生のうち、40人近くの追加合格を認めることが6日、関係者の話で分かった。ただ、入学を希望したにもかかわらず改めて「不合格」となる受験生もいるという。同大は追加合格の人数分を反映し、90人を予定していたセンター試験利用を含めた19年度の一般入試の募集人員を減らす方針だ。
同大は、女子や浪人年数の長い受験生が不利となる得点調整が繰り返されていた。過去2年分の入試を再判定した結果、計101人が不正に不合格になっていたと判断され、11月末を期限に入学希望の有無を確認していた。
一方、入学を認めるのは入試の区分ごとの募集人員から、再判定でも合格した在校生を引いた人数が「上限」。例えば、17年度の一般入試で不合格となった受験生ならば14人で、それより多い希望者がいた場合は改めて不合格にすると表明しており、実際にそのような受験生が出たという。同大は6日に受験生に合否を伝える書類の発送を始めた。
追加合格者が浪人中の場合、1…