約1万8千錠の合成麻薬MDMAを密輸したとして、香川県警と四国厚生支局麻薬取締部は、大阪市天王寺区筆ケ崎町のDJ、田辺智也容疑者(41)ら男3人を麻薬取締法違反(営利目的輸入)などの疑いで逮捕し、14日に発表した。同部によると、押収量は過去5年の全国の年間押収量をいずれも上回った。
県警などによると、3人は共謀し、9月24日にドイツから高松市内にMDMA約7・3キロ(末端価格約7300万円)を国際郵便で輸入した疑いがある。認否は明らかにしていない。錠剤には仏の顔がデザインされていた。
ほかに逮捕したのは大阪市西区九条1丁目の無職、長谷川秀一容疑者(47)と高松市屋島西町の自動車修理業、発知(ほっち)一雄容疑者(48)。田辺容疑者は「DJ無界」の名前で活動していたという。