合成麻薬MDMAを密輸入したなどとして、四国厚生支局麻薬取締部は、徳島市国府町、会社員岸本智志容疑者(27)=大麻取締法違反の罪で起訴=を、麻薬取締法違反(輸入)などの疑いで逮捕、送検したと18日発表した。容疑を認めているという。
押収されたMDMAの大半は、人気ゲーム「スーパーマリオ」シリーズに登場するキャラクター「ワリオ」のような形だった=写真、神戸税関提供。同部によると、MDMAは近年、キャラの形をしたものもあり、「気軽に手を出しかねないデザインが増えている」として注意を呼びかけている。
逮捕容疑は、3月20、21両日、スペインとオランダからMDMA計132錠やLSDを密輸。5月27日には、自宅で液状の大麻約0・4グラムと乾燥大麻約4・6グラムを持っていたというもの。
同部は税関からの情報をもとに同日、岸本容疑者の自宅を捜索し、大麻取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕。6月17日、麻薬取締法違反容疑で再逮捕した。