免許がないのに合成麻薬MDMAを学生に作らせたなどとして、四国厚生支局麻薬取締部は16日、松山大薬学部の岩村樹憲(たつのり)教授(61)=松山市=を麻薬取締法違反(製造、所持)の疑いで書類送検した。捜査関係者によると、「勉強のためにやらせた」と話しているという。 捜査関係者によると送検容疑は、「麻薬研究者」の免許がないのに、2013年4~7月ごろに研究室でMDMAなどを学生に作らせた▽18年1~2月ごろに麻薬5F―QUPICを作らせ、研究室で約0・3グラムを所持したというもの。 麻薬研究者の免許は、都道府県知事が学術研究の目的で麻薬を扱う人に交付する。岩村教授は危険ドラッグなどを研究しており、過去に他県で免許を持っていたことはあったが、愛媛県では申請していなかったという。麻薬取締部は、製造に関わった学生ら数人も同容疑で書類送検した。 松山大によると、岩村教授は07年に着任。「卒業実習」などで麻薬製造を指導した。今年1月に麻薬取締部からの連絡を受け、大学が教授に事情を聴いたところ、違法と認識していたとの説明を受けたという。松山大の溝上達也学長は記者会見し、「研究者倫理を順守し、それを指導する立場の教育職員が必要な免許の申請を怠ったことは極めて遺憾。心よりおわび申し上げる」と述べた。 |
MDMA製造が「卒業実習」 松山大教授を書類送検
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
正社員と格差、契約社員は手当なし 高裁、不合理と認定
被告、判決公判を2回すっぽかし 3回目は検察官が…
「ワリオ」のようなMDMA押収 密輸入容疑で男を逮捕
海上保安官は見た… 「歩けない」装い保険金詐欺に実刑
変造1万円札使った疑い かけら集めテープで貼り合わせ
教授へ「珍獣」メールは「人格攻撃」 香川大に賠償命令
トイレ個室の壁が倒壊、女性下敷きに 腰椎が折れる重傷
同居の母親を絞殺した疑い、36歳の娘を逮捕 高松
住宅全焼、2人の遺体発見 高齢夫婦が行方不明 高松
市道の真ん中に「通行止」看板置いた疑い 迂回した車も
交際相手の2歳次女を暴行か、傷害容疑で男逮捕 香川
高松市内の繁華街で火事 「爆発音が」
車いすで車上荒らし、男に2年6カ月求刑 妻「見張る」
住宅の2階で火災、2人死亡 高松
100円ショップで女児の首に切りつけ 容疑の男逮捕
MDMA約2万錠を密輸容疑、DJ逮捕 錠剤には仏の顔
伊方原発3号機、高松高裁も運転容認 差し止め申し立て
顧客の預金約4千万円着服容疑、中国銀行の元行員を逮捕
1歳児を布団にたたきつけ重体、容疑で両親を逮捕 香川










