香川県多度津町西港町の町民体育館で20日午後0時35分ごろ、2階にある女子トイレの個室の壁が倒れ、丸亀市の女性(41)が下敷きになった。女性は腰椎(ようつい)が折れる重傷を負った。
丸亀署によると、倒れた壁は縦約1・9メートル、横0・7メートル。個室から別の女性が出ようとしたところ、ドアと隣の個室の壁が倒れ、背を向けて洗面台で手を洗っていた女性が下敷きになったという。当日は中学生のバレーボールの試合があり、保護者が多く集まっていた。
体育館の運営を町教育委員会から委託されている指定管理者によると、壁は人造大理石でできており、重さは50キロ以上。トイレは体育館が完成した1980年から、修理や改修をしたことがなかったという。