香川県のさぬき市道に「通行止」と書かれた看板を置いて交通を妨げたとして、香川県警さぬき署は28日、同市内に住む農業の男(65)を道路交通法違反の疑いで逮捕し、発表した。署によると、男は看板を置いたことは認めているが、「私道だから何をしても自由だ」と話しているという。
逮捕容疑は、2月20日午前8時50分ごろ、同市大川町の市道の真ん中に、「通行止」と書かれた看板2枚を置いたというもの。150メートルほど間隔を空けて置かれていたという。
現場の市道沿いに住宅などはなかったが、看板を見て迂回(うかい)した車も数台あったという。置かれてから数時間後、近くの住民が「工事もしていないのに、通行止めの看板がある」と通報して発覚。看板は1枚約3千円で売られており、署は男が購入したとみている。(福井万穂)