作家・佐藤愛子さん
年賀状が楽しかったなんてのは、子どもの時だけですよ。大人になってからは本当にメンドくさかった。でも、年をとるにつれて、大切さがわかるようになったんです。だんだん友達が生きているか、死んでいるかわからなくなるでしょ。だから、年賀状が届くと「ああ、生きててよかった」となる。互いの生存確認という点で、必要欠くべからざるものになりました。
さとう・あいこ
1923年生まれ。孫と共に20年間、作り続けた写真入り年賀状を2016年に「孫と私の小さな歴史」にまとめた。
でも作家仲間は書かないですね…