日本航空の女性客室乗務員が乗務中に飲酒したとされる問題で、石井啓一国土交通相は28日、日航の羽田、成田両空港の事務所に立ち入り検査したことを明らかにした。検査は26、27日に行われ、客室乗務員への飲酒検査の実施方法などについて調べたという。
JALの客室乗務員、機内で飲酒 ゴミ箱からシャンパン
この問題について日航は、機内のゴミ箱から客に提供していないはずのシャンパンの空き瓶が見つかったことなどから、乗務員が機内で飲酒していたと認定。25日に国交省に報告書を提出していた。
国交省は、国内の航空会社に対し、客室乗務員らへの飲酒対策を来年1月11日までに報告するよう指示している。また、年度内には、パイロット以外のスタッフの飲酒ルールも決める見通しだ。(贄川俊)