ヤフーとソフトバンクが共同で設立したスマートフォン決済のPayPay(ペイペイ)は27日、クレジットカードの不正利用で身に覚えのない請求があった場合、全額を補償すると発表した。被害が確認できれば、カード会社などを通じて補償する。また、現在はカード番号などを入力して決済する方式だが、来年1月から新たなセキュリティー対策として、カード会社に別に登録されたパスワードを入力する方式にも対応する。
ペイペイは12月、支払った額の2割を還元するキャンペーンを実施して利用が殺到したが、第三者が不正に得たとみられるカード情報で商品を購入する被害が相次いだ。ペイペイにはすでに約100件の被害相談があった。カード情報はペイペイから流出したものではないが、カード情報を認証する同社のチェック体制の甘さが指摘されていた。
問い合わせは各カード会社か、ペイペイのカスタマーサポート窓口(0120・990・634)へ。