政府が、安倍晋三首相のロシア訪問に伴う日ロ首脳会談を、今月21日に行う方向で最終調整をしていることがわかった。首相は翌22日からスイスで開かれる世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)にも出席する。このため、通常国会召集日は帰国後の28日となる見込みだ。
政権幹部が明らかにした。今年6月には大阪で主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が開催されるが、ダボス会議ではその年のG20議長国の首脳の出席が慣例となっている。別の政権幹部は「首相がダボスに行くとなると、召集日は28日しかない」と話した。
召集日が28日であれば、参院選の投開票日は、延長がなければ公職選挙法の規定で7月21日となる。6月21~26日に衆院を解散すれば、7月21日の衆参同日選が可能になるが、安倍首相は7日、東京都内での会合で「頭の片隅にもない」と述べ、改めて同日選の可能性を否定した。