インフルエンザの患者が急増している。厚生労働省は18日、全国5千カ所の定点医療機関から報告された直近1週間(1月7~13日)の1医療機関あたりの患者数が38・54人となったと発表した。大流行の発生・継続が疑われる「警報レベル」とされる30人を今季初めて上回った。警報レベルに達したのは、昨季より1週間早い。
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直近1週間の全国の推計患者数は、約163万5千人で、前週より100万人以上増えた。冬休みが終わり、学校も再開したが、休校や学年・学級閉鎖をした保育所や幼稚園、小中高校は、583施設に上った。
都道府県別で最も多いのは愛知で75・38人。次いで、熊本(58・79人)、岐阜(53・94人)、鹿児島(52・34人)、静岡(52・22人)、福岡(51・87人)、高知(50・19人)、長崎(48・66人)が続いた。東京(31・71人)や大阪(36・81人)でも30人を超え、計32都道府県が警報レベルに達した。
検出されたウイルスは、直近の…