高級住宅街を狙って空き巣をしたとして、兵庫県警捜査3課などは韓国籍の男2人を住居侵入と窃盗の疑いで逮捕し、1日に発表した。逮捕は1月31日。空き巣はインターホンを押して住人の不在を確認してから侵入したとみられ、捜査員らは「インターホン男」と呼んで行方を追っていた。
逮捕されたのは住所不定、自称自営業の朱昌星(チュチャンソン)容疑者(68)と、無職の金江龍(キムワンヨン)容疑者(51)。2人の逮捕容疑は、1月18日午後0時20分~4時半ごろ、ほかの人物とも共謀のうえ、芦屋市の戸建て住宅に侵入。室内にあった腕時計やダイヤの指輪、ネックレスなど計15点(1140万円相当)を盗んだとする内容。
捜査3課によると、2人は現場周辺までタクシーで移動。朱容疑者が見張りをしている間に金容疑者が住人の留守を確かめ、侵入したとみられるという。インターホンや防犯カメラの映像などから2人が関与した疑いが浮上した。
今年に入り、芦屋市と西宮市、神戸市東灘区、同市灘区の高級住宅などでも手口の似た空き巣被害が相次いでいるといい、県警が関連の有無を調べている。