8人が死傷した神戸市営バスの事故で、兵庫県警は23日午前、事故を起こした運転手が所属する市営バスの中央営業所(同市中央区)に自動車運転死傷処罰法(過失運転致死傷)違反容疑で家宅捜索に入った。関係資料を押収し、事故の経緯の解明などにあたる。
事故は21日午後、神戸市中心部のJR三ノ宮駅前で発生。県警は事故直後に逮捕した運転手の大野二巳雄(ふみお)容疑者(64)を23日、同容疑で送検した。国土交通省近畿運輸局は22日、中央営業所に特別監査に入っている。
事故では兵庫県明石市の大学生の女性(20)と神戸市須磨区のアルバイトの男性(23)が死亡し、6人が重軽傷を負った。