オフに左ひざを手術した巨人の上原浩治(43)が2日、このキャンプで初めてブルペン入りした。捕手を座らせて計39球。「これからどんどん上げていければいい」と汗をぬぐった。
フォームも、捕手に正対して始動するノーワインドアップと、三塁側を向いて始動するセットポジションの二つを確かめた。「ノーワインドは勢いがつく。ひざが耐えられるかどうか、両方やっておかないと。怖さはまだある」と、左ひざの状態を気にかける。
背番号は11番から、大リーグへ移籍する直前の2008年までつけていた19番に戻った。「後ろにあるんで、僕自身が見るわけじゃないけど、周りの人が『19は上原』と言ってくれるのがうれしい」とはにかんだ。(山下弘展)