4月にお茶の水女子大付属中学校への入学が決まった秋篠宮家の長男悠仁さま。代替わり後は皇位継承順位第2位となる。悠仁さまは一昨年、自ら希望して紀子さまとお忍びで船旅をした。その行き先とは――。
悠仁さま、お茶の水女子大付属中へ 小中の継続を重視
悠仁さまは天皇陛下の孫の世代で唯一、皇位継承権がある男性皇族だ。関係者によると、最近は関心の幅が広がり、様々な土地に足を運んでいる。
2017年7月。悠仁さまは紀子さまと東京・小笠原諸島の父島や母島を訪れた。一般客と同じフェリーで24時間の船旅。塹壕(ざんごう)や軍道など戦争の痕跡をめぐった。「東京の島を見たい」と本人が希望したという。
関係者によると、悠仁さまは小学4年生の頃、自分の暮らす東京をはじめ、各地にどんな人々が暮らし、どのような作物や祭り、文化があるのか、などに興味を持ったという。
昨年8月には宮邸に昭和史研究家の男性を招き、戦争の歴史を聞いた。約2時間半、悠仁さまはじっと聴き入り、「原子爆弾はなぜ広島に落とされたんですか」などと質問した。
皇室の歴史に詳しい名古屋大大学院の河西秀哉准教授は、天皇陛下が疎開先の日光などで寺社や自然の名所などを巡り、皇太子さまも小学生時代から側近を伴ってではあるが各地への「一人旅」で見聞を広めたことに照らし、「机の上で学ぶだけでなく、足を運んで学ぶことは天皇家が大事にしてきたこと。その系譜に連なる活動とみることができる」と話した。