トランプ米大統領は6日、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討について「来週、(IS)支配地域の100%奪還を公式に発表できるだろう」と述べ、米軍撤退の妥当性を強調した。掃討作戦に参加する有志連合のワシントンでの会合で語った。
トランプ氏は「100人以上のIS幹部を取り除き、数万の戦闘員が消え去った」と成果を強調し、「ISはもはやシリアやイラクの街で支配を主張できない」と語った。その上で「シリアから米国の勇敢な戦士の帰還を温かく迎えたい」と話した。
トランプ氏は昨年12月、「ISへの勝利」を理由にシリアに駐留する約2千人の全米兵の撤退を表明。撤退に反対したマティス国防長官が辞任している。
シリアやイラクでのISの支配…