勤務医に残業時間の罰則つき上限が5年後に適用されることを控え、厚生労働省は、勤務医の労働時間を短縮する計画の作成を医療機関に求める検討を始めた。残業が長くなる要因を医療機関ごとに客観的に評価、指導する体制づくりも進める。 病院の9%、36協定なし 厚労省、違法残業を是正へ 医師の残業上限、年2千時間 企業適用の2倍 厚労省案 医師の働き方改革を議論する検討会で6日、提案した。計画を求める医療機関などの詳細は今後詰め、新年度以降の開始を目指す。 昨年成立の働き方改革関連法で、大企業は今年4月、中小企業は来年4月から罰則つきで残業が最大年960時間に規制される。ただ、勤務医は例外扱いで上限は別途決めることになり、2024年4月から適用される。 厚労省は先月、一般勤務医の上限は年960時間と提案。この上限では地域医療を守れない場合があるなどとして、「年1900~2千時間」という特例を設ける案も示した。 特例は35年度末までの期限つき。医療機関を特定し、次の勤務までの休息を9時間以上確保させたり、連続勤務を28時間までに制限したりする措置を条件としている。ただ、一般労働者の2倍とする案への反発は強く、今後5年間に労働時間の短縮を進め、特例の対象を絞り込む構えだ。 厚労省案では、特例の対象になり得るかを医療機関が検討し、短縮に向けた計画をつくる。また、ひとつの医療機関だけの対応には限界があるため、地域の実情を踏まえて長時間労働の要因や取り組み状況を評価、指導する仕組みも設ける。評価結果は医療機関や都道府県に知らせる。 また、これらの前提として、労… |
勤務医の労働時間短縮計画、作成を要求へ 病院に厚労省
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
政府声明も閣議決定 ハンセン病判決に「法律上の問題」
首相談話全文「心からお詫び、直接会ってお伝えしたい」
ハンセン病控訴見送り、首相が談話 家族と面会し謝罪へ
愛煙家の防衛相、敷地内禁煙の義務化「正直かわいそう」
経産省、「老後2895万円」は最も厳しい水準で試算
中小企業向け私的年金、対象拡大へ 老後の資産形成促す
経産省に独自試算、老後に必要な蓄えは「2895万円」
首相、年金の安定性を強調 「運用益44兆円」実際は?
強制不妊の被害認定、審査会の委員任命 弁護士や学者
「2千万円不足」の衝撃、老後不安を解消する生き方とは
2千万円報告書のような受領拒否、過去例は「回答困難」
野党、麻生氏の不信任案提出 2千万円報告書拒否を追及
野党、麻生氏問責案提出 2千万円報告書拒否は「蛮行」
首相激怒「金融庁は大バカ者」 官邸主導、異例の火消し
「老後2千万円」報告、金融庁が謝罪「ミスリードした」
「2千万円問題」で政権ちぐはぐ 金融庁へ責任転嫁も
厚労白書に「反省とおわび」来月公表へ 統計不正など
老後2千万円、混乱原因は「金融庁の調整不足」 麻生氏
老後2千万円「不足の説明ではない」 厚労相が釈明
「年金減る事実を」揺れた報告書 国民に「自助」勧める
強制不妊被害者に初の一時金 60~80代の女性5人に
強制不妊被害者に初の一時金 60~80代の女性5人に
鈴木宗男氏、食道がんを公表 月内に手術へ
労災に増える高齢者 目立つ「転倒」4割近くが60歳超
強制不妊の一時金請求、7道県で12件 厚労省が初発表










