妊婦が医療機関を受診した際に追加料金が必要になる「妊婦加算」について、根本匠厚生労働相は30日の閣議後記者会見で、妊婦加算の対象となる診察を明確化する方針を示した。近く具体策を取りまとめる。
根本氏は、「妊婦であると判断せずに行った診療や、コンタクトレンズ処方のみの診療など(への加算)については不適切である旨を明確化する方向で検討したい」と述べた。妊婦健診と歯科を除く全ての診療に妊婦加算を導入した趣旨については、改めて「妊娠の継続や胎児に配慮した適切な診療を評価する」ためだったと説明した。
妊婦加算に対する批判の高まりを受けた対応。厚労省は見直し作業を急ぐ。