京都府警南丹署(京都府南丹市)の40代の男性警部が昨年11月、副署長と酒を飲んだ後に自転車を運転したとして、1月末に道路交通法違反(酒酔い運転)の疑いで書類送検されていたことが、府警への取材でわかった。自転車ごと道の側溝に落ちて足を骨折し、署に助けを求めて電話したことで問題が発覚した。府警は認否を明らかにしていない。
府警によると、警部は昨年11月5日深夜、南丹市内で酒に酔った状態で自転車を運転した疑いがある。京都市内で副署長と飲酒した後、南丹市まで電車で移動し、駅近くに止めていた自転車で官舎に帰ろうとしていた途中だった。副署長は飲酒後に自転車に乗ることを知らなかったという。
府警は今後、警部を処分する方針。川端宏治副署長は「このような飲酒事故がないよう、署員の指導、教養を徹底していく」と話した。