厚生労働省は8日、最新の1週間(1月28日~2月3日)のインフルエンザの患者数を発表した。全国約5千カ所の定点医療機関から報告された患者数は、過去最多だった前週を下回った。
医療機関を受診した患者数は推計約166万9千人で、前週(約222万6千人)より減少した。休校や学年・学級閉鎖をした保育所や幼稚園、小中高校は全国で6995施設と、前週(8928施設)を下回った。
定点医療機関の1カ所あたりの患者数は43・24人(前週57・09人)だった。最も多かったのは、埼玉65・68人、次いで新潟62・51人、宮城58・77人と続いた。東京は45・67人、愛知は38・23人、大阪は34・63人、福岡は42・80人だった。全都道府県で前週を下回った。
昨シーズンは同時期に患者数がピークで、その後減少に転じた。(水戸部六美)