首相官邸が東京新聞の記者の質問に事実誤認があるとして官邸の記者クラブに「問題意識の共有」を文書で申し入れた問題で、東京新聞の望月衣塑子(いそこ)記者が7日、西村康稔官房副長官の記者会見で、「申し入れは私や社への精神的圧力」と指摘したうえで質問した。西村氏は「報道室長からは質問権を制約したり知る権利を制限したりする意図はまったくないと報告を受けている」と述べた。
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西村氏の会見は、国会出席中の菅義偉官房長官に代わるもの。西村氏は、政府の認識と今後の対応についても問われたが、「建設的なやりとりができればと思う」と述べるにとどめた。