NHKは12日、NHK放送博物館(東京都港区)で開いたイベントの参加者51人にメールを送った際、他の参加者に全員のアドレスや氏名が見える状態で誤って送信したと発表した。
同局によると、関連団体の職員が8日夕、荒天のため翌日の催しが中止になる可能性があると伝えるメールを、参加予定の51人に送った。その際、誰にメールを同送しているかわからないようにするため宛先のアドレスを「BCC」の欄に入力すべきところ、誤って「TO」の欄に入れていた。この職員は、複数のアドレスをグループ化して送信する場合は「TO」への入力であっても、受信者は互いのアドレスを見られないと勘違いしていたという。
20分ほど後にメールを受け取った人からの指摘で気づき、51人にメールで謝罪。当該メールの削除も求めた。イベント当日にも改めて謝罪したという。再発防止のため、外部の複数の相手にメールを送る際には、送信者だけではなく管理職も一緒に、画面上で入力欄を確認するようにするという。