大リーグの多くの球団が13日にキャンプインした。昨年10月に右ひじを手術したエンゼルスの大谷翔平はチームの練習メニューではなく、リハビリからスタートした。この日はバットを振らず、体力トレーニングを中心にこなした。
復帰時期について、オースマス監督は前日の会見で5月中と見通しを語った。大谷は「僕としてはもっと早く復帰するつもりでやりますが、メディカルスタッフができるだけ長く様子をみたいのは当然。そのバランスが良ければ早く復帰できる」と話した。
8日から素振りを始めており、「手術する前もしていたので、問題ないかなと始めた。7、8割の力です」と説明した。今後は様子を見ながら、ティーに置いた球を打つ練習、短い距離から軽く投げられた球を打つ練習、フリー打撃とステップを踏んでいく。「いまできることを一日一日しっかりとこなしたい。一歩ずつが必ず復帰につながると思う」と落ち着いた表情で語った。(テンピ=坂名信行)