人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」が28日(日本時間29日)、米ニューヨークのヤンキースタジアムを訪れ、親交がある田中将大投手(30)の先発登板を観戦した。
2014年に田中投手が大リーグに移籍した後、ももクロが毎年、マウンドに上がったときの登場曲を提供していることがきっかけ。関係者によると、ももクロ側が「いつか行きたい」と話していたところ、このたびタイミングが合い、チケットを取ってもらったという。
ももクロが試合前のグラウンドにベンチ脇の通路から姿を現すと、背番号「19」が入ったユニホームがプレゼントされた。田中投手が昨年使用していた登場曲が、球場内に流れるサプライズ演出もあった。
ももクロは始球式やライブなどで日本の野球場を訪れたことがあるが、ヤンキースタジアムは初めて。玉井詩織さんは日米の野球場の違いについて「(米国は)空が開けていて開放的。芝生の緑もきれい」。高城れにさんは「球場の周りもフレンドリーな雰囲気。『ピクチャー、ピクチャー、写真撮らせて』と言われたので、人気者になった気分です」。
佐々木彩夏さんによると、田中投手は「普段はお兄ちゃん的な存在」。だが実際に球場に来てみると「やばい人だな、と改めて感じました。今度、日本で会うときに緊張しそう」。
今年の登場曲「背番号」が流れると、スタンドから田中投手に拍手を送ったり、振り付けを踊ったりした4人。リーダーの百田夏菜子さんは「ライブではどんな会場でも緊張する。そんなときにマウンドのマー君を見ると『世界で戦っているんだな。どれぐらいのプレッシャーと戦っているのかな』と思う。そういう姿を見て、私たちも頑張ろうと思います」と話した。(ニューヨーク=井上翔太)