「打者・大谷」が、いよいよ試合に戻ってくる。大リーグのエンゼルスは6日(日本時間7日)、昨年10月に右ひじを手術した大谷翔平が、7日(同8日)から敵地で行われるタイガース戦で、チームに合流すると発表した。出場の可否は試合当日に判断されるが、本人の準備は万全だ。
復帰の最終段階として、非公開で行われてきた試合形式の打撃練習。首脳陣は当初、40打席を想定していたが、大谷は50打席以上に立った。相手を務めた傘下マイナーリーグの投手たちは速球が得意だったり、チェンジアップが得意だったり、多彩な顔ぶれだったという。「今のところ『次はこのタイプを見たい』というのはない」と大谷。本番に向け球筋を確認する作業は、すでに終えている。
事前に球種を教えてもらわないこの練習では、「打てそうな雰囲気」を大切にしてきた。大谷は打席に入り、投手を見た時点で「ほとんど勝負は決まっている」と考える。そのために必要なボール球の見極めやカウントごとの対応力を養うべく、打席数を重ねた。あとは培った感覚を信じ、試合で結果を出すだけの状態に来ている。
不安があるとすれば、走塁か。…