(20日、マリナーズ6―5エンゼルス)
菊池雄星、読書で学んだ「目標の大切さ」中2でプロ決意
マリナーズ菊池が初勝利 大リーグ移籍後6度目の登板
持てる力を振り絞った。
3点リードの五回、マリナーズの菊池雄星は適時三塁打などで1点差に迫られた。なおも2死三塁のピンチ。投手交代の目安となる100球が近づく中、3ボールとなった。
「もう一回、気持ちを入れ直して。自分に『大丈夫』と言い聞かせながら」
続けたのはこの日、一番信用できる速球だった。94マイル(約151キロ)、95マイル(約153キロ)と1球ごとに球威が増す。フルカウントから95マイルで遊ゴロに仕留め、小さく左拳を握った。
東京ドームで果たした大リーグ…