マイナー契約からのシーズン開幕をめざす大リーグ・マリナーズのイチローが22日、アリゾナ州ピオリアで行われたアスレチックスとのオープン戦に今季初めて出場した。実戦でのプレーは昨年5月2日の公式戦以来。7番左翼で先発し、第2打席の三回2死満塁で右前への2点適時打を放ち、幸先良いスタートを切った。
イチロー、レジェンドゆえ「招待選手」に?球団の計算は
45歳になったイチローが試合に戻ってきた。打ったのは、二回の第1打席に捕邪飛を打ち上げたときと同じように、高めの球だった。今度はバットを上からかぶせるように対応し、右前へふわりと落ちる安打にした。「あのヒットではちょっと恥ずかしい。そりゃあ、きれいな方がいいんだけどね。まあ、気持ちはうれしいですよ」
この日は、適時打を打った直後に代走を送られ、2打席で終えた。3月20、21日に東京ドームで行われる開幕戦まで、イチローのアピールは続く。(ピオリア=坂名信行)