プロ野球中日のドラフト1位新人、根尾昂内野手(18)が9日のウエスタン・リーグ教育リーグ阪神戦(兵庫・鳴尾浜)で実戦デビューした。
大阪桐蔭高で甲子園を春夏連覇するなど活躍した根尾選手を見ようと、球場には徹夜組を含めて、多くのファンが詰めかけた。午前8時半の開門前には100人以上が列をつくった。収容人数は約500人のため、午前10時過ぎには入場規制がかかる人気ぶり。警備員の男性は「(規制は)普段は試合開始直前が多いが、今日はとても早かった」と驚いていた。
6番・指名打者で先発出場した根尾選手は二回のプロ初打席で空振り三振、五回の第2打席は四球を選んだ。六回に代打を送られ、交代した。1月に右足ふくらはぎを痛め、大幅に調整が遅れていた根尾選手は「1打席、1球も無駄にしない気持ちだった。もっと自分のレベルを上げていきたい」と話した。(鷹見正之)