昨秋の明治神宮大会準優勝の星稜(石川)が9日、今季初の対外試合に臨み、エースの奥川恭伸が先発した。直球とチェンジアップだけで小松(石川)を3回2安打1失点に抑えたが、「色々とミスがあって悪い方に流れてしまった」と反省点を口にした。
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一回、先頭にいきなり安打を許し、味方の失策もあって1点を失った。「打者に投げるのは久しぶりで、直球は指のかかりが悪かった」。シーズンはじめということもあり、スライダーなどは投げず、球種は二つだけ。「腕をしっかり振ることを考えた」という。
二、三回は計1安打と危なげなく、毎回の4三振を奪って交代し、右翼の守備についた。この日の最速は147キロ。「最初の試合にしてはまあまあ。制球力をもっと上げたい」
試合は3―8で敗れ、第2試合も7―6の辛勝。12日まで学年末試験中で今週は約1時間ずつしか練習していないというが、「言い訳にならない。今年の冬は暖かくてよく練習できたのに……。プレーの精度を上げないといけない」と林和成監督は渋い表情だった。