警視庁は12日、カーナビを搭載する車両に対し、「地震発生、環七以内流入禁止」という誤った情報を同日、約3時間にわたって発信したと発表した。原因は調査中で、誤発信による事故は確認されていないという。
交通管制課によると、12日午前9時45分から午後0時35分までの間、東京都内の一般道路上に設置されている光学式車両感知器(光ビーコン)1854基を通じ、カーナビ搭載車に誤情報を送った。誤ったのは警視庁が都内で運用する光ビーコンの約4割にあたる。下を通った車両の一部が誤情報を受けたとみられるが、台数は不明という。
ツイッター上では戸惑いを訴える投稿もみられた。同課はホームページやツイッターで「大変ご迷惑をおかけいたしました。このようなことがないよう十分注意して運用して参ります」と謝罪した。