鈴木貴子防衛政務官は17日、エジプト東部のシナイ半島で同国軍とイスラエル軍の停戦監視を担う多国籍監視軍(MFO)に派遣する自衛官の拠点が、同半島南部の基地になるとの見通しを示した。訪問先のカイロで記者団に語った。
鈴木氏は、同半島の南部と北部にあるMFOの基地を視察。治安情勢について議論し、「南部はおおむね平穏だが、北部は注視する必要性があるとの認識で一致した」と述べた。
同半島の北部には過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓う過激派が潜伏。エジプト軍が掃討作戦を続けている。
政府は4月にも、2人の自衛官…