大リーグ・マリナーズの菊池雄星投手(27)が21日、東京ドームでのアスレチックス戦で初登板を果たす。中学時代から大リーグにあこがれていた雄星は、2016年10月の米国旅行で、野球の母国への思いがより強くなった。夢を確かめる旅には、親友も一緒にいた。盛岡市の鹿川雄翔さん(27)だ。
2016年のシーズンが終わると、雄星は米国に向かった。大リーグの試合を見るためだ。「あいつ、いつも突然なんです。『一緒に行こう』って。最初は1試合だけ観戦するつもりだったんですけど、『あすも来よう』と」。雄星はプレーを一瞬でも見逃すまいと、観客席で常に前のめりだった。
鹿川さんが雄星と出会ったのは、小学6年生のときに入った盛岡市内の硬式野球チーム。当時の雄星は身長が150センチ台で体も細かった。「僕は160センチくらいあって大きかったので、雄星は僕のことを年上だと思ってた。最初『さん』付けで呼ばれましたから」
デコボコの2人は、なぜかウマ…