今月、史上最年少で囲碁のプロ棋士になった仲邑菫(なかむらすみれ)初段(10)のデビュー戦が、22日に大阪・梅田の日本棋院関西総本部で打たれることになった。持ち時間の短い早碁棋戦「竜星戦」の予選で、相手は仲邑初段と同じく今春プロ入りした大森らん初段(16)。
竜星戦「本戦」の出場枠は96。このうち仲邑初段の所属する関西総本部は8枠が割り当てられており、52人が予選に参加して本戦出場権を争う。
10歳1カ月で初のプロ公式戦に臨む仲邑初段は、これまで藤沢里菜女流三冠(20)が持っていた11歳8カ月の最年少対局記録を、9年ぶりに更新することになる。(大出公二)