井山裕太名人(29)に張栩(ちょうう)九段(38)が挑む第43期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第6局が22日午前9時、静岡県熱海市の「あたみ石亭」で始まった。シリーズ3勝2敗の井山名人がここで防衛を決めるか、張挑戦者がタイに戻して決着を最終局に持ち越すか、大一番となる。
囲碁名人戦第6局をタイムラインで観戦
立会人の大竹英雄名誉碁聖(76)が開始を宣言すると、先番の挑戦者が右上星に、名人が左下星に打って始まった。
持ち時間は各8時間の2日制。22日夜に「封じ手」をして打ち掛けとなり、23日朝に再開、同日夜までに決着する見込み。(村上耕司)