関門海峡を結ぶ「下関北九州道路」事業をめぐり、塚田一郎・前国土交通副大臣が、安倍晋三首相と麻生太郎副総理の意向を「忖度(そんたく)した」と発言した問題で、国交省は8日の衆院国交委員会理事懇談会で、塚田氏と自民党の吉田博美参院幹事長らが面会した際のメモを公開した。
公開されたのは、昨年12月に国交省副大臣室で塚田氏が吉田氏らと面会した際のやりとりを同省職員がメモにし、関係先に送ったメールの写し。「塚田副大臣への要望対応結果(下関北九州道路)」の件名で31人に送られた。
記されたメモによると、吉田氏は「大会のあいさつでも、総理・副総理のことには言及しなかった」としたうえで、「はやく国で引き取って、施工に向けて進めて欲しい」と要望。塚田氏は「前向きに検討していきたい」と応じた、とされる。
また、「マスコミ退席」と記さ…