五輪相をサポートする秘書役の政府職員が、2人から1人に減ることが分かった。もともと秘書官が1人で対応していたが、桜田義孝前五輪相が失言を繰り返したため増員。「桜田氏シフト」が敷かれていたが、桜田氏の辞任に伴って従来の態勢に戻る。
内閣官房は昨年秋の臨時国会で桜田氏の答弁が迷走を続けた事態を受け、会期中の昨年11月7日付で大臣室のスタッフを1人増やした。鈴木俊一五輪相時代の秘書官だった職員を呼び戻したもので、秘書官と計2人で桜田氏の答弁などをサポートしてきた。
桜田氏が国会や記者会見の場では、秘書官が桜田氏の後方のイスに着席。もう一人も近くで待機し、想定外の質疑が出た場合に備えた。「どんな質問があっても、すぐに書類を差し入れられる」(桜田氏周辺)ように準備していたが、失言は止められなかった。
11日に五輪相に再び就いた鈴…