昨年8月開幕のジャカルタ・アジア大会でバスケットボール男子の日本代表4選手が歓楽街を訪れ女性をホテルで買春し、1年間の公式試合出場権剝奪(はくだつ)の処分を受けた問題で、日本バスケットボール協会は11日、4選手の処分を前倒しで解除したと発表した。13日のリーグ戦から出場できる。
処分を解除されたのは、いずれもBリーグ所属の永吉佑也(27)=京都=、橋本拓哉(24)=大阪=、佐藤卓磨(23)=滋賀=、今村佳太(23)=新潟=の4選手。昨年8月29日から1年間の処分を受け、練習に参加しながら、清掃活動やボランティアへの参加、試合会場の設営などを行ってきた。4選手は3月に嘆願書を提出した。日本協会の裁定委員会は4選手から事情を聴き、「再び違反行為をなすおそれがない」として処分解除を答申。10日にあった日本協会理事会で処分解除が決まった。