日本骨髄バンクは12日、骨髄を提供するドナー登録者1人分の個人情報が記載された書類を紛失したと発表した。氏名や住所、電話番号、病歴などが記されていたという。現在のところ、外部への漏洩(ろうえい)は確認されていないという。
バンクによると4月8日、移植に関する説明をするなど調整役を担うコーディネーターが、自宅で面談の書類を準備していた際、ドナーの提供意思確認書と問診票計5枚が紛失していることに気づいた。バンクはドナーに経緯を説明し、謝罪したという。
骨髄移植は、ドナーと患者の白血球の型が適合するとできる。ドナー登録は18~54歳の健康な人ができ、日本骨髄バンクによると、今年2月末現在の国内のドナー登録者は約50万4千人。