関門海峡を結ぶ「下関北九州道路」事業の推進をめぐり、安倍晋三首相や麻生太郎副総理を意識したことをうかがわせる発言をした自民党の大家(おおいえ)敏志参院議員は12日、報道陣に「誰からの指示とか命令でやっているものではない」と説明した。
大家氏は昨年12月、北九州市の講演で「総理と副総理の地元なので2人がやるとぐちゃぐちゃ言われるから、参議院の吉田博美幹事長を引っ張り出した」と発言。これについて12日の参院本会議後、「この道路のことは、地元の声、そして自分の思いもあって積み上げてきた」と説明。「誰かの名前を使ってやるということではない」と述べた。