陸上自衛隊相馬原駐屯地(群馬県榛東村)で13日午前11時20分ごろ、体験試乗中の7人を乗せた自衛隊車両が立ち木に衝突する事故が起きた。同駐屯地に司令部を置く陸自第12旅団によると、4~5歳とみられる男児1人と小学生の男女2人、60代男性2人、70代女性1人の計6人が打撲や擦り傷を負ったが、全員軽傷で命に別条はないという。同旅団は、30代の男性2等陸曹が運転を誤ったとみて事故の原因を調べている。
同旅団によると、車両は高機動車と呼ばれ、主に人員輸送に使われるトラックで、荷台部分に7人が対面する形でシートベルトを装着して座っていた。体験試乗は、駐屯地の創設60周年などの記念行事の一環だったという。
相馬原駐屯地司令の沢崎伸二1等陸佐は「けがをされた方に深くおわび申し上げる。安全管理と隊員の指導に努めたい」とコメントした。