54打数連続無安打。140年以上の歴史がある大リーグで今季、不名誉な記録が生まれた。オリオールズの左打者、クリス・デービス。本塁打のタイトルを2度獲得したが、近年は大型契約に見合う活躍が出来ていないと批判も受ける。長いトンネルを抜けた元本塁打王の胸のうちはいかに。
敵地ボストンで13日に行われたレッドソックス戦。デービスは一回2死満塁で迎えた第1打席で速球を右前にはじき返し、2点適時打にした。昨年9月14日以来となる安打に「ヒットが待ち遠しかったのは確か。ベンチで仲間が大喜びしているのを見た気持ちは、言葉にできない」。一塁を回ると、ホッとしたように大きく両手をたたいた。珍記録が止まった瞬間だった。
大リーグ公式サイトによると、…