福岡空港(福岡市)の国内線搭乗待合室で21日夜、乗客の1人から「保安検査を受けずに待合室に入った」と申し出があり、搭乗予定の飛行機の乗客に再検査を求めた影響で計10便に遅れが出たことがわかった。
福岡国際空港株式会社によると、21日午後8時20分ごろ、福岡発名古屋着のジェットスター588便に乗る予定だった女性客が「保安検査を受けずに待合室に入った」とジェットスター職員に申告した。
同社は搭乗待合室にいた乗客全員に再検査を実施。その途中で、女性客はすでに検査を受けていたことが分かり、検査を中止した。女性は近くの警察署に保護された。
この影響でジェットスターを含む出発便8便の約1700人、到着便2便の約580人に25分~1時間20分ほどの遅れが生じた。(菅原普)