ダウン症の赤ちゃんのための子育て手帳「+Happyしあわせのたね」を、愛知県が全国の自治体で初めて25日から配布する。手帳には、ゆっくりと成長するダウン症の子どもを、他の子どもと比べずに温かく見守ってほしいとの願いが込められている。
ダウン症は、21番目の染色体が1本多いことで先天的に起き、800~1千人に1人の割合で生まれるとされる。知的な発達の遅れや心疾患を伴う場合もある。
手帳は、ダウン症の子どもを持つ東海3県の親でつくるサークル「21+Happy」が、自らの体験などを踏まえて4年がかりでまとめた。代表の佐橋由利衣さん(46)=愛知県江南市=は「ダウン症の子どもの成長はいろいろで、素直に成長を喜んでほしい」と話す。
佐橋さんの長男、弘晃さん(1…