6歳以下の子どもが被害を受けた屋内製品による事故が、2017年度までの5年間で125件あったことが、独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)のまとめでわかった。このうちけががあったのは99件で、ウォーターサーバーからの温水によるやけどが16件で最も多かった。
特集「小さないのち」
5月のこどもの日を前に、NITEが25日に集計結果を公表した。子どもの行動が事故のきっかけになったものもあり、製品の設置の工夫や子どもから目を離さないことなどを呼びかけている。
NITEによると、屋内製品による子どもの死亡事故は5年間で9件、重傷事故は31件発生。事故はやけどが46件で一番多く、ウォーターサーバーのほかに加湿器で4件、バッテリーや電池で3件など。続いて多いのが体の挟み込みの15件で、幼児用いすや扉によるものが計8件だった。
事故発生時の状況別では、保護者が目を離したときが51件だった一方、保護者と一緒のときも32件あった。子ども1人のときにも15件発生していた。
製品別で最多だったウォーターサーバーの事故では、16年11月に神奈川県の1歳児が温水が出るつまみにつかまり、ぶらさがるような態勢になったところ、チャイルドロックが偶然解除され、温水が流れ出てやけどを負ったケースがあった。
このほか、東京都の1歳児が加…