日本国憲法1条には、象徴天皇制と国民主権が「同居」する。象徴天皇のあるべき姿を追求するのは、主権者である国民の責務だと示している。平成の30年間、その責務を天皇に「丸投げ」していなかっただろうか。主権者として、象徴天皇制にどう向き合えばいいのか。まもなく迎える代替わりと72回目の憲法記念日に際し、シリーズで考える。初回は、明治期からの憲法と天皇の関係を振り返ってみた。(編集委員・豊秀一、同・高橋純子)
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