「筆談ホステス」として知られる前東京都北区議、斉藤里恵さん(35)が7日、国会内で記者会見し、この夏の参院選比例区で立憲民主党から立候補すると発表した。会見では、聴覚障害の当事者として、国政の場に障害者の声を届ける決意を語った。
斉藤氏は青森県出身で、1歳の時に聴覚を失った。2007年に上京。うまく話すことができない中で銀座のクラブでホステスとして働き、筆談での接客が人気を集めた。自叙伝も出版。2015年に北区議に初当選した。
斉藤氏は、支援者による代わりの発声の助けなども借りながら記者会見。「民主主義国家において、障害を持った一定数の国民の声を、国会に届ける代表が絶対に必要だ」と訴えた。