12日の母の日を前に、兵庫県淡路市で、カーネーションの出荷がピークを迎えている。JA淡路日の出の集出荷場では、農家から約30種類の鮮やかな切り花が集まり、出荷作業に追われていた。
淡路市内のカーネーション農家は50軒ほど。2017年の兵庫県の生産量は全国4位で、約9割を淡路島産が占める。JA淡路日の出では、年間約300万本を出荷し、この時期は通常の5倍ほど取扱量が増える。赤に加え、母の日にはピンクや白、グリーンや黄色など、淡い色も人気を集めている。今年は暖冬の影響で、成長が早かったという。茎がまっすぐに伸びているか、肥料が足りているかなど、職員が目視で確認し、品質を保っている。主に大阪と京都の市場に出荷される。(矢木隆晴)