千葉県市原市の公園に乗用車が突っ込み、保育園児を遊ばせていた保育士の女性が重傷を負った事故で、千葉地検は16日、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)容疑で逮捕・送検された市原市の男性(65)を処分保留で釈放した。任意で捜査を続ける。
園児かばった保育士、大けが負いながら携帯で懸命に連絡
公園の砂場に車突っ込む 園児かばった保育士けが
県警によると、男性は「コインパーキングを出るためにブレーキを踏んで車内にあったチケットを取ろうとしたら、車が急発進した。なぜ車が急発進したのかわからない」と説明したという。車は駐車場の出口で一時停止した後、急発進したといい、県警は駐車料金を支払う際に運転を誤った可能性があるとみている。
事故は15日午前10時半ごろに起きた。市原市五井中央西2丁目の公園の砂場に、向かいのコインパーキングに駐車していた男性の車が突っ込んだ。公園では園児5人が保育士2人と遊んでおり、けがをした保育士は女児(2)を守ろうと、とっさに突き飛ばしたという。