群馬県北部・中之条町の四万川(しまがわ)ダム(奥四万〈おくしま〉湖)で、水位が上がって湖畔の一部が沈む「水没林」が出現し、新緑のこの時期だけに見られる幻想的な光景を織りなしている。
湖は晴れた日には水面が濃い青色に見えることから、SNSなどで「四万ブルー」として人気を集めている。ドローンで上空から望むと、湖面から生えたように見える木々の新緑と、水面の群青色が幽玄な雰囲気を醸し出していた。
ダム管理事務所によると、ダムは20日から放流を予定しており、この景色が見られるのは22日ごろまでという。(長島一浩)